東京スター銀行や新生銀行の広告でおなじみ・おまとめローンとは複数の金融会社からの借入れを新しいローンに一本化するというもの。審査を通ることが出来れば、現在より低金利のローンへの借換えで返済額軽減。多くの金融機関に相談窓口があります。
効果が得られない場合もあるおまとめローン、審査を受ける前に相談・検討が必要
おまとめローンとはこのように上手に借換えることが出来る場合にはいろいろと大きな長所があるわけなのですが、しかしすべての場合において必ずしも返済総額が軽減出来るというわけではありません。当然ながら「おまとめローン」が向かない場合もあるでしょうし、自分の思っていた程の効果が十分に得られなかったという場合もあるのです。またそれ以前に審査を通ることが出来なければ、おまとめローン自体を利用することが出来ません。もしあなたが、これからおまとめローンを申込むというのであるならば、その前に自分の場合において「本当に利点があるのかどうか」をしっかりと確認し相談するなど十分検討してみる必要があるでしょう。
おまとめローンで多重債務を一本化、より低金利のローンに借換えで返済額軽減
おまとめローンとは一体どういったものなのか。簡単に説明すると、おまとめローンとは複数の金融会社からの借入れをまとめて完済し新しいローンに一本化するということなんです。このおまとめローンを行うことで、複数の金融会社に返済する手間・振込み手数料が無くなったり現在のローンよりも低金利のローンに借換えて返済総額が軽減されるなど金銭的長所がいろいろとあります。そして何よりも精神的負担が減ること、つまりあちらこちらの金融会社からの煩わしい支払い催促から逃れられる・開放されることは大変ありがたいものです。現在、おまとめローンが非常に人気の高いことも納得出来るでしょう。複数に増えてしまったローンに頭を悩まし、（とりあえず現状ではかろうじて何とか毎月やりくりはしているけども非常に苦しい、少しでも楽になるためにどこかに相談してどうにか整理したい）と考えている人にとっては、おまとめローンとは実に有効活用できる大変便利な借金解決方法であると言えるでしょう。
東京スター銀行CMなどでよく聞く、おまとめローンとは何か
「おまとめローン」という言葉。あなたも東京スター銀行おまとめローンや新生銀行おまとめローンなど銀行の広告をテレビCMや新聞・雑誌広告、電車内広告などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。多重債務がある場合、自己破産をしたり債務整理の法的手続きをとることで解決するわけですが、それらとはまた違った別の解決方法があるのです。その解決方法が所謂「おまとめローン」なんです。それでは具体的に、おまとめローンとはどういうことなのでしょうか。
借金が増えて短期間に連続しておまとめローンを申し込むと申し込みブラックになる。一度なってしまうと、個人信用情報センターの申し込み履歴が完全抹消されるまで、銀行や消費者金融業界での融資を受けようにも審査で断られることになる。
「申し込みブラック」を避けるためにはどうしたらいいかというと、「連続して3社以上の申し込みをしないこと」で、他に避ける方法はありません。もし既におまとめローンなどで消費者金融への連続した4件以上の同時申し込みをして知らずに「申し込みブラック」となっている場合には、その会社の加盟する個人信用情報センターのローン申し込み履歴が完全抹消されるまでの期間をただ待つしかありません。
おまとめローンをしようにも審査が通らず、融資を断られる申込みブラック
それでは「申し込みブラック」とは一体何でしょうか。「申し込みブラック」とは、複数の消費者金融に対して一定の期間を置かない短期間中に連続してローン申し込みを繰り返す行為のことをいいます。「申し込みブラック」の認定には、特に業界の共通基準はありません。一応の目安としては、4件以上の同時申込み（これが大手消費者金融採用の基準で、3件以上の業者の場合もあり）です。4件以上の同時申込みをすると、審査担当に「回収不能の可能性高し」と判断され「申し込みブラック」に認定されます。ローン申込みをしただけで個人信用情報センターには履歴が残りますが、その理由は「返さなくて済む自己破産を前提として、手当たり次第にできる限り融資を受けようと同時に数社申し込む人を断るため」つまり「申し込みブラック」への融資を断るために情報が必要だからです。一度「申し込みブラック」に認定されてしまうとやっかいで、以後に融資の申し込みをする消費者金融会社が審査時に個人信用情報センターに照会すれば一発で該当者かどうかがわかり、そうすると審査は通りにくく融資は断られるようになってしまいます。おまとめローンなども安易にあちこち申し込みをするのは考えものです。
おまとめローン、銀行や消費者金融業界でのブラックという言葉
おまとめローンやキャッシングを検討している時に、ちょくちょく耳にする言葉に「ブラック」というものがあります。この「ブラック」という言葉が使用される場合、一般的なイメージは大抵マイナスイメージで良く無いのですが、銀行や消費者金融業界でもやはり同様です。さて、その金融業界でよく言われる「ブラック」ですが、これは一般には「異動ブラック」のことを言っています。債務履行が不能になったりまた長期に渡る延滞などといった債務者情報のことを「異動情報」と呼んでいます。あまりうれしくないその「異動情報」が、個人信用情報センターのデータに書き込まれてしまうことを「異動ブラック」と言います。それに対して同じ「ブラック」がついた言葉に「申し込みブラック」というものがあります。
おまとめローンで多重債務の一本化を考えている人は、まず無料相談所で相談しよう。各金融機関には、おまとめローンの相談窓口がある。また、第三者的立場の相談所・相談室も存在する他、有料だが弁護士会の法律相談でも多重債務相談を受け付けている。
おまとめローンなどの相談はこちらへどうぞ。
●「日本クレジットカウンセリング協会」複数の債務があり返済が非常に困難な状況に陥っている多重債務者に対して、消費者保護の立場から公正・中立なカウンセリングを行い、生活再建を図りその社会的経済的な立ち直りを支援するための相談機関です。カウンセリングは無料で秘密厳守です。／10：00～12：40、14：00～16：40（土・日曜・祝祭日を除く）／〒160-0022 東京都新宿区新宿1丁目15番9号さわだビル4階財団法人日本クレジットカウンセリング協会東京センター／03-3226-0140●「金銭管理カウンセリングサービス」日本消費者金融協会(JCFA)が運営するカウンセリング機関。ローン・クレジットの返済など金銭問題で悩まれている人へ、おまとめローンなどの債務整理を目的とするよりカウンセリングが中心。第３者的な立場で専門の金銭管理カウンセラーが解決策の情報提供や家計の見直し、精神的な立ち直りをサポートし心のケアなど相談無料で行います。／10：00～18：00（土・日曜・祝祭日を除く）／東京都中央区日本橋室町４丁目６－２／03-5205-1800●「地方自治体の法律相談室」／全国の都道府県や市区町村での行政サービスの一環として、各種の相談室や相談員を設けて住民の相談に無料で応じています。●貸金業協会／貸金業協会は、各都道府県に設けられており、債務者からの苦情・相談に応じています。●「日本弁護士連合会の相談センター」／全国５２の弁護士会と個々の弁護士、外国法事務弁護士などで構成される連合組織。弁護士会は各都道府県にあります。
おまとめローンの相談というよりは、広範囲での法律に関する相談を受け付けています。弁護士会の法律相談は原則として30分5000円ほどの有料となります。また、弁護士会には「法律扶助協会」が置かれています。「法律扶助協会」は、無料法律相談や弁護士費用の立替などを行っています。／http://www.nichibenren.or.jp/
相談は各金融機関の相談窓口や第三者的立場の弁護士法律相談所でも
それぞれの金融機関には、おまとめローンなどの相談窓口があります。当然ながら無料で相談出来るので、最初はそこで詳細を聞いてみましょう。各金融機関の相談窓口だと自分の所に偏った話になるから嫌だと思うのであれば、第三者的立場の無料相談所も存在します。ただし有料のところもあるので、相談前によく確認して下さい。
おまとめローン、まずは無料相談所にて相談しよう
返済が非常に困難な複数債務があり、今人気商品となっているおまとめローンで一本化することを考えている人は、まずは無料相談所にて相談するようにしましょう。探してみれば色々と相談所があるのです。自分の判断だけでは最適な融資先が見つからなかったり、万一タチの悪い業者と契約してしまうと、却って苦しい債務になってしまって大変に危険です。
おまとめローンを申し込んだ業者の審査が通らなかったからと下手に次々（4社以上が一応の目安）と短期間中に連続して申し込むと、申し込みブラックになります。この申し込みブラックになってしまうと、審査はさらに厳しいものになります。そうなると、既に利用中の金融業者で融資額範囲内であっても借り入れ出来なくなる事があります。
例えば、「計算上ではまだ融資額に余裕があるのにATMで借り入れ可能額が0と出る」や「突然50万の融資枠が０になる」など。大手や銀行系は金利は安いのですが、三井住友銀行系列の＠ローンやプロミスなどは、危機管理からなのか借入れ件数や総額が多い人に対しこういった審査が非常に厳しくなる傾向なので、十分気をつけましょう。申し込みブラックになっていない人でも、もし既に借入れがある場合は他へのローン申し込みは極力控えた方がいいでしょう。
審査が通る通らないに拘らず申し込みをする行為だけで申し込みブラックに近づくからです。審査の甘い消費者金融・キャッシング会社情報も決して鵜呑みにせず、自分でよく確認していい加減な情報に惑わされないようにしなければいけません。
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